毎日、猛暑が続きますが

いかがお過ごしでしょうか？

いよいよ本番まで二週間余りとなりました。

場所は聖蹟桜ヶ丘のVITAホールです。

１部は　　ダンスパフォーマンスショー

２部は　　ダンスストーリー

ひまわりの再公演です。

今回はこのひまわり🌻について

お話したいと思います。

主題となる　　ひまわりという曲は今から

約１５年前に知りました。

歌も歌詞も。そして歌手の宮原彩さんの歌声

にも聴いた瞬間、とても大好きになりました。

これで振付したい！と！直ぐに思いました！

その後、本当に奇跡的なご縁があり、

宮原さんとお知り合いになれました。

そして、

この曲を通し、

当時、殺処分されてしまう犬たちの実話を

舞台化することになりました。

決まってからは、何度も何度も歌詞を読み返し

この歌を通してお客様に何を伝えられるか

すごく考えました。

犬のお話なので…とは言っても

なかなか沢山の犬役…は難しかったので、

擬人化して、心の中を言葉にしました。

脚本を作るために

実際に譲渡センターに行き、

里親を待っワンちゃんも見てきました。

とても落ち着いていてしつけられている感じ。

でも、どの仔も緊張しているようでした。

その後収容所から殺処分される予定の仔を

引き取っているシェルターにも行きました。

そこは200匹くらいに保護されていました。

会いにいくと、すぐに隅のほうに身体を寄せ

て逃げてしまうワンちゃんもいれば

ずーっと吠えまくっているワンちゃん。

心の中は怖くて吠えているんだそうです。

印象的だったのは

外で保護されているワンチャンでした。

室内に入ると檻に身体をぶつけて逃げ出そうと

するらしく、身体が傷だらけになってしまんだ

そうです。

きっと檻の中で、ものすごい虐待にあっていた

のではないかとお話をききました。

病気の仔たちを看病している部屋もありまし

た。目が見えず、ずぅーっと起きている間、

グルグルと徘徊しているワンちゃん。

ショックでした…

もう歩けないワンチャン。

薬もたくさんあって、どの仔にどの薬を

あげるのが表もありました。

施設で働いている方は

順番に散歩に連れていってました。

とても優しく、声をかけている姿に

ここで愛情をもらい、

しつけられていくんだなーと、感じました。

シェルターで人間に慣れたら、

次は譲渡センターに移動するそうです。

こちらは夢之助くん

殺処分寸前に保護され

その後、訓練を受け、災害救助犬になって

人命を救ったそうです。

現在は高齢で、引退し、穏やかに

過ごしていました。

とても人に慣れてして、幸せそうな目を

していました。

それから…

保健所にもお話をききました。

東京都は　ドリームボックスは使わずに

獣医師による安楽死で殺処分されていたそうで

す。それでも…その獣医さんは

どれだけ辛い思いをしていたのでしょう。

ドリームボックスのスイッチを押す職員の方は

どれだけの精神的苦痛があったのでしょう。

もし、それが自分だったら…

上から指示は簡単に出せるけど、

実際現場にいた職員の方はどれだけの思いを

していたのでしょうか…

そんな気持ちも舞台で伝えたいた思いました。

これだけでは何が何だかわからないかもしれま

せんが、

１５年前に全国で殺処分された犬猫の数は

36万匹。その時のお話です。

そういえば、私が小さい頃は

野良犬を処分するため、

山に毒団子をまいていて、

飼い犬は間違って食べないようにと、

注意されていたことを思い出しました。

その頃から既に殺処分はあったのでしょうね。

昨年度、ご覧になっていない方は

ぜひ、今回みていただきたいです。

そして。何かを感じ、考え、

人間でなくても命の尊さを、

人の優しさ、苦悩。

ダンスと演技を通して伝えられたらと

思います。

お待ちいたしております！！